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本製品はメーカー生産完了品です。
8011
水深50mまで使用可能な8011は、水泳大会の中継やクジラ、イルカの鳴き声を収録するのに有効なコンパクト型水中マイクです。
特長
水中でプロフェッショナルなレコーディングをするために
プロフェッショナルなレコーディングの現場では、時には水面下や湿度の多いところなど、さまざまな状況下での使用が想定されます。この8011は、48Vファンタムパワーで駆動するハイクォリティな水中マイクです。本体はもちろん防水型で、Hi-SPLも耐えられるように特別にデザインされています。
エレメントにはピエゾ素子を採用しており、100Hz~20kHzというワイドな周波数特性を実現できました。頑強なカプセル内にピエゾ素子を装填しているので、水深50mまでダメージを受けることなく特性を維持することができます。
水中マイクの用途
放送局の外録チームは、時には水中競技の収録に行かなければなりません。このような時、水泳などの競技で水面下のカメラが選手を撮らえたときの水中音があれば、臨場感を高める効果があるでしょう。
もしあなたが8011水中マイクを持っていないとしたら、普通のマイクをビニールか何かで包み水中マイクとして使用しますか? もちろん、その方法でも間違いではありません。しかし、それでは何回も録り直すことが不可能であったり、高価なマイクを破損させる恐れがあったり、結果としてサウンドクォリティがまったく保証されないといった数々のリスクを背負わなければなりません。
8011水中マイクを使用すれば、いつでもハイクォリティなサウンドを簡単に録音することができるのです。水泳競技のほかにも、たとえばスキューバダイビングで水中カメラと一緒に使えば、クリアな海の世界を映像と共に収めることができるでしょう。
効果音としての水中サウンド
ポストプロダクションや映画、ビデオパッケージでは、よく海の中をイメージした効果音が使用されます。実際の海中では意外なくらい遠くで発せられた船の波音や、バックグラウンドノイズなどのさまざまな音が突発的に混ざることがあり、録音の妨げになってしまうことが多々あります。
このような場合に費用対効果を考えると、通常ではプールなどで擬似的に効果音を収録することになると思います。
しかしながら、リアリティという点においては実際に現場で収録を行なうことに勝るものはなく、たとえば海中生物の生態音を録音するとなればなおさらのことでしょう。そのためには、8011水中マイクロホンを使用することが最善の策になるのです。
8011には水温差に左右されない精密なプリアンプが内蔵されています。プリアンプは標準のファンタム48Vで駆動し、マイク本体には10mのXLRキャノンケーブルが直付けされています。
ケーブルは、頑強で擦り傷がつきにくいジャケットで構成されています。8011水中マイクは、長期間水や氷に浸したままでも、高品位な特性を維持することができます。
仕様
型番 | 8011 |
指向特性 | 無指向性 |
カートリッジ | Piezoelectric sensing element |
周波数レンジ(±2dB) | 100Hz~20kHz(±3dB) |
感度(±3dB) | 1mV/Pa(±2dB) |
等価雑音レベル(Aウェイト) | 8μV以下(Aウェイト) |
最大音圧レベル | 162 dB SPL |
出力インピーダンス | 300Ω以下 |
電源 | 5mA |
寸法 | 全長150mm |
質量 | 500g(ケーブル含む) |
ケーブル長 | 10m |