ROXYを運営する株式会社イースタイルの代表取締役社長 松浦光弘さん、店長の広瀬直美さん、音響システム担当の梅島誠也さんにお話を伺いました。
「今回の機材選定に重視したのが自分の耳だけを頼りにするのではなく、客観的な視点やシミュレートなどを通して最良の機材を選び出すことでした。
ROXYは高架下にあるライブハウスなので、大きな柱や天井高に制限を受けてしまうのです。ですのでコンパクトでありながらパワーに余裕があることが第一の条件でした。そこでいろいろなスピーカーを試したのですが、最も条件を満たしたスピーカーがCODA AUDIOのAPSでした。」と松浦さん。
「ある程度の音量を出さないと全ての音が聞こえてこないスピーカーも多いのですが、APSは小さい音で鳴らしていても全ての音がきちんと出ているという印象です。ROXYは600人規模のホールですが、ライブ以外にも企業イベントなど多目的に使用することが多くあります。その場合はステージの高さを変えたり、カーテンを張ってスペース自体を300人規模に変更したり、音量も用途によって様々です。音量の小さな企業イベントでも、音量の大きなライブイベントでもAPSは十分に対応できると考えました。」APSの解像度の高い音質に関して高い評価をいただきました。
▲左から株式会社イースタイルの音響システム担当の梅島誠也さん、代表取締役社長 松浦光弘さん、店長の広瀬直美さん
梅島さんは音質の良さに加え音圧感を選定理由として上げていただきました。「ROXYは安全を確保するため、ステージからスピーカーまでの高さを1.8m以上稼ぐ必要がありました。この条件下でも設置でき、音圧感のあるスピーカーがAPSでした。初めてAPSの音を聞いたときの感動が忘れられません。色付けの無いクリアな音質でありながら、圧倒的な音の迫力を感じました。」
「この規模のライブハウスは静岡にはあまりないのですが、その中でも音が後ろまでしっかり届いている印象です。お客様からも音がすごいいいね、とよく言われます。」と広瀬さん。お客様だけではなく、乗り込みのエンジニアの方にも恵まれた環境で羨ましいとの声を頂いているそうです。
最後にROXYの今後の夢を聞かせていただきました。「4月から稼働しているのですが、今も試行錯誤の状態です。今日もディレイスピーカーを設置して柱の後方の音質をさらに向上しました。環境的にはようやく落ち着いてきたと思うので今後はI/Oをさらに増やしたり、各ポイントに吸音材をつけて行きたいと考えています。」と梅島さん。
「お客様に喜んでいただくために妥協せず、常に向上していきたいと考えています。地方のライブハウスの経営は厳しくなっていくでしょう。今後はライブハウスであっても音の良し悪しだけでなく多様な使用目的に対応していく必要があります。ROXYはそういった状況に対応できる総合的に優れたライブ・イベントホールにしていきたいと思っていますし、今後も同規模のライブハウスを全国に展開していこうと考えています。」と松浦さん。
これからも進化を続けるLIVE ROXY SHIZUOKAに注目です。
▲柱裏の音質をさらに向上させるため、HOPS8iをディレイスピーカーとして設置
機材 | ブランド名 | 製品名 |
3-Wayフルレンジ・アレイアブル・ポイントソース・スピーカーシステム | CODA AUDIO | APS |
サブウーファー | CODA AUDIO | U4 |
2-Wayフルレンジ・スピーカーシステム | CODA AUDIO | G515-96 G512-96 H |
DSP内蔵4chパワーアンプ | CODA AUDIO | LINUS 14D LINUS 10-C |
LIVE ROXY SHIZUOKA 〒420-0851静岡県静岡市葵区黒金町28-1-2 https://l TE |