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けんしん郡山文化センター(郡山市民文化センター) 様
けんしん郡山文化センター(郡山市民文化センター) 様
DiGiCo SD10、SD11i:2017 年3 月 運用開始
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けんしん郡山文化センター様は、2000 席を超す大ホールと806 席の中ホールを擁し、展示室や集会室のほか会議室などを備えた多目的文化施設です。コンサートや式典等だけでなく、コンクール等の県大会から東北・全国レベルの催しまで、あらゆるニーズに対応しています。
システムの入れ替えにあたり、DiGiCo のデジタル・ミキシング・コンソール「SD10」と「SD11i」をそれぞれ1 台ずつ、大ホールと中ホールに納入いただきました。
▲ 大ホール音響調整室のDiGiCo「SD10」●機材の入れ替えにあたって
「既存のシステムが平成13 年ごろ納入のアナログ・コンソールで、経年劣化などによるスイッチ類の接触不良やSN の不良などが各モジュールで発生するようになり、使用できない部分が徐々に増えてきた状況でした。機材の入れ替えにあたり、『アナログではなくデジタルで』ということは大前提としてありましたが、長い距離を安全に伝送できるシステムであること、シーンの再現性があることを特に重要視しました。」とお話しいただいたのは、ホール機材の運用管理をご担当されているエンジニアさん。
大ホールの音響調整室に置くメインのコンソールと舞台袖に置くサブミキサー間は約100m。それなりの距離を安定的に伝送できるシステムでなければならないため、オプチカル伝送ができるDiGiCo のコンソールが候補に挙がりました。オプチカル伝送は長距離の安定した伝送だけでなく、リダンダントが可能になるうえすっきりした配線ができる、と多くの利点があり、選定の段階からかなりのポイントを稼いだようです。ただ、海外メーカー製のデジタル・ミキシング・コンソールは初めてということで、当初は不安のほうが多かったようです。最終的な機材選びの際は、他社製のコンソール数点とデモを行って、実際の操作性と音を確認したうえで、メインのコンソールを「SD10」に決めてくださいました。また、同じDiGiCo の「SD11i」を舞台袖や客席用のサブミキサーとして採用くださいました。「SD11i」はシリーズの中でも最小サイズのコンソールで、けんしん郡山文化センター さんでは、サブミキサーだけではなく貸し出し用としても利用するということです。