マイクは雑菌が広まりやすい環境で使用されることが多くあります。
特に「ヘッドセットマイク」や「ラベリアマイク」など、口元近くで使用するマイクを複数人で共用する環境では、定期的にクリーニングして清潔を保つことはとても重要です。
下記のクリーニング方法を参照し、ご使用後は適切な方法でクリーニングを実施してください。
- 当ページに記載されている内容および動画は、マイクを清潔に保つために日常的なクリーニング方法を説明したものです。
- 現在流行中のコロナウィルス(COVID-19)を完全除去若しくは感染防止等を保障するものではありません。
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【DPA Webinar】マイクのクリーニング方法
01:41 ミニチュアカプセル(ラベリア・ヘッドセット)のクリーニング
04:14 4098グースネックマイクのクリーニング
07:55 ハンドヘルドマイク(d:facto/2028)のクリーニング
09:44 スタジオマイク(4041/4006)のクリーニング
10:43 ショットガンマイク(4017)のクリーニング
11:20 [Q&A]ヘッドセット・マイク4188のクリーニング方法
11:33 [Q&A]楽器用マイク4099のクリーニング方法
12:31 [Q&A]エアークリーナーは使えますか?
13:12 [Q&A]UVランプや超音波洗浄機は使用できますか?
無指向性モデルと指向性モデルのいずれも純水を使用してクリーニングすることができます。クリーニングの際はグリッドやキャップ、ウインドスクリーンを取り外し、クリーニング後は完全に乾かしてください。洗剤は使用できません。純水(脱塩水)のみ使用します。
長期にわたって安定したクオリティでご使用いただくためにも、定期的に適切なメンテナンスをお勧めします。
※単一指向性モデルも、無指向性と同じ方法でクリーニング可能です(2020.4追記)。
■対象製品
●無指向性ラベリア・マイクロホン ●無指向性ヘッドセット・マイクロホン 4266-OL, 4166-OL |
■用意するもの
・純水(Demineralized Water)
・小さな容器
■STEP1 - 純水(Demineralized Water)のみを使用します
小さな容器に、用意した純水を20~30ml注ぎ入れます。
注意)洗剤などの薬剤は絶対に使用しないでください。
■STEP2 - グリッドを取り外します
グリッドをやさしく引っ張って取り外します。
■STEP3 - 純水の中でマイクカプセルをゆすぎます
グリッドを外した状態のマイクカプセルを純水の中に入れて優しく回します。一度純水から出してからマイクをやさしく振って水分を飛ばします。この工程を数回繰り返してください。
■STEP4 - できる限り水分を飛ばします
STEP3の工程でマイクカプセルがきれいになったら、最後にもう一度マイクを振ってできる限り水分を飛ばします。
■STEP5 - 乾燥させます
できる限り水分を振り落としたマイクロホンを一晩自然乾燥させます。この時、グリッドは装着しないでください。翌日、マイクカプセルが完全に乾いていることを確認してからグリッドを装着してください。これで通常通りご使用いただけます。
★クリーニング方法は動画でも紹介しています。
4098グースネック・マイク | 4099楽器用マイク |
①ウインドスクリーンを取り外します。
左:4098 右:4099
②純水(脱塩水)が入った容器に干渉管を浸し、優しくゆすぎます。
左:4098 右:4099 ③優しく振って、水気を切ります。
④干渉管の中に水が溜まっていないことを確認し、そのまま一晩自然乾燥させます。
⑤完全に乾いていることを確認してからご使用ください。
ボーカル・マイク(d:facto | 2028)、レコーディング・マイク |
表面の汚れをアルコールシートで拭き取ります。
カプセル本体にアルコールが使用できないため、グリッド内にアルコールが入り込まないよう十分ご注意ください。
d:factoおよび2028DPAのボーカル・マイクは下記のような構造になっています。
※写真は2028です。
①下記はアルコールシートで汚れを拭き取ってください。
・メタル製グリル
・ポップフィルター
・マイク本体(ハンドヘルド部)
②メタル製グリル内部にはフォーム・ウインドスクリーンが装着されています。ペンなどを使用して優しく取り外してください。ぬるま湯と薄めた中性洗剤で洗った後、洗剤が残らないようによくゆすいでください。洗浄後はよく乾燥させてから、ご使用ください。
※マイクカプセルのクリーニングはできませんのでご注意ください。
ぬるま湯と薄めた中性洗剤で優しく洗ってください。
洗剤が残らないようによくゆすぎ、自然乾燥させます。
完全に乾燥したことを確認してからご使用ください。
ココナツオイルやオリーブオイルなど、植物油を使用して汚れを拭き取ります。
ケーブルに残った油分は、ぬるま湯と洗剤または市販のディグリーザーで取り除いてください。
アルコールは、ケーブルの外皮が乾燥しひび割れの原因となるため、使用できません。