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DiGiCo “SD5” 発売
2012年11月1日
ここに掲載されている情報は、発表日現在の情報です。
最新の製品情報と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
DiGiCo “SD5”
DiGiCo "SD5"
圧倒的な処理能力によって実現する高音質と快適な操作
優れた視認性・拡張性をも備えたデジタル・ミキシングコンソール
 

ヒビノインターサウンド株式会社( 本社:東京都港区、代表取締役社長:福島周治) は、英国DiGiCo( デジコ) のデジタル・ミキシングコンソール“SD5”を2012 年11 月13 日より発売いたします。SD5 は、圧倒的な処理能力による高解像度の音質と快適な操作性を誇るデジタル・ミキシングコンソールです。3 つの画面構成やフルカラーLED を採用し、視認性を向上。屋外の太陽光の下でも優れた視認性を保つうえ、暗い場所で輝くフルカラーのサーフェスは美しく、オペレーターの感性を高めます。また、DiGiCo 創設時から採用してきたコンソールにラックを組み合わせる構成を発展させ、最大14 台のI/O ラックを96kHz で接続するネットワークを簡単に構築できます。

SD5_front
製品名 入力チャンネル バス数 標準価格 発売日
SD5  124
最大56(AUX/GRP/LCR/5.1 の総計)、
モノ/ ステレオ構成
オープンプライス 2012年11月13日


■“ステルス・デジタルプロセッシング”による高品位な音質。
SD5 は、フローティングポイント演算で動作する最新のFPGA 技術を基に開発された“ステルス・デジタルプロセッシング”を搭載しています。ステルス・デジタルプロセッシングにより生まれる広大なヘッドルームやダイナミックレンジは音質全般を上質にし、品位を高めます。サンプリングレート96kHz に標準対応しているうえ、192kHz の高解像度にも対応可能( ※ )。原音をより忠実に再現できる能力を余すところなく発揮し、高次元のサウンドを現実のものにします。
※ 192kHz 時のプロセッシング能力は半減

■快適な操作性と高い視認性
SD5 は15 インチのタッチスクリーンを3 面、レベルメーターを2 面搭載しています。全体の把握がしやすく、深いレイヤー構成をとることなく簡潔に、直感的に操作ができます。中央の画面下には、頻繁にアクセスするマクロキーやスナップショットを集中して配置して利便性を高め、ミックスポジションから至近距離でのオペレートを可能にします。また、ステルス・デジタルプロセッシングの圧倒的な処理能力は複数のオーダーも瞬時に処理できるため、左右の画面で別々のオペレーターが操作することも可能。大規模なSR の現場や複雑な音響システムにも余裕を持って対応します。さらに、サーフェスの各ロータリーエンコーダー周囲にフルカラーのLED を採用。オペレートに対応した明確な色分けで、チャンネルへのすばやいアクセスを可能にします。屋外の太陽光の下でも優れた視認性を保つうえ、暗い場所で輝くサーフェスは機能美を超えた美しさを備えています。

■柔軟なシステム構成と優れた拡張性
SD5 は、DiGiCo 創設時から採用してきたコンソールにI/O ラックを組み合わせる構成になっています。使用状況に合わせてラックの台数や設置場所を自由に変更でき、状況に応じた柔軟なシステム構成が可能です。I/O ラックは、既存のラックはもちろん192kHz 対応のSDRackをはじめとするSD-Rack シリーズ3 機種(SD-Rack、SD-MINI Rack、SD-NANO Rack)から選択できます。SD-Rack シリーズは、最大14 台を接続し、96kHz で448ch をループするネットワークを構築できる拡張性を持っています。ラックのI/O はカードを選択して構成する仕組みで、必要に応じて組み替えができるうえ追加購入も可能です。AVIOM やDante に対応したカードも用意しています。

■充実したリダンダントシステム
SD5 は、背面に電源を2 つ搭載しています。万一、片方の電源に不具合が起こった場合でも、内部で自動的に切り替わってもう片方の電源で作動するため、音が途切れることはありません。電源はホットスワップなので、不具合を起こした電源をその場で差し替えることも可能です。コンソールとラック間はMADI またはオプティカルで接続します。48kHz でMADI を使用する場合は3 系統がリダンダントとして機能し、オプティカルでネットワークを構築している場合は、ネットワーク内の一箇所でケーブルに断線や端子が外れるなどのアクシデントが生じてもシステム全体の信号の流れを保持。充実したリダンダントシステムで不意のトラブルを未然に防ぎます。

■豊富な入出力系統とエフェクト群、静音設計
SD5 の入力は124ch、出力はモノラル/ ステレオ/LCR/5.1ch を自由に構成可能な56 系統のアサイナブルバスに加え、24×24 出力のマトリクスを装備。大規模SR も余裕を持って対応する豊富なバス系統を獲得しています。さらにソロバスも2 系統あり、モニターで運用した場合にフットモニター、インイヤモニターの使い分けができます。チャンネル管理を容易にするコントロールグループを24 系統、32×32 のGEQ を備えているうえ、EQ、ディレイ、コンプレッサー、ゲートなど基本的なプロセッシングを全ての入出力に備えています。リバーブなどの空間系エフェクトも24 系統装備。さらに、上位機種SD7 だけに搭載されていたDiGi-TuBe が追加され、真空管のような温かみのあるサウンド表現も可能になります。また、SD5 はファンをヒートシ ンクに配置した静音設計が施されているため、客席の近くにも設置が可能です。

製品の詳細に関しましては、ヒビノインターサウンド株式会社までお問い合わせください。

■お問い合わせ
お客様のお問い合わせ窓口 : TEL: 03-5783-3880............ FAX: 03-5783-3881
報道関係のお問い合わせ窓口 : TEL: 03-5783-3885............ FAX: 03-5783-3881


■仕様
  SD5
入出力性能 フェーダー数  37
サブフェーダー数  -
入力チャンネル  124
バス  最大56(AUX/GRP/LCR/5.1の総計)、モノ/ステレオ構成
ソロバス  2(モノ/ステレオ/サラウンドより選択)
マトリクス  最大24×24
コントロールグループ  選択式(VCA、ムービングフェーダー、ミュートグループ)×24
イコライザー  32バンドGEQ (±12dB)×32
内蔵エフェクター  ステレオエフェクター×24
ローカルI/O マイク/ライン入力  8
ライン出力  8
AES/EBU入出力  8
MADIインターフェース  3(75ΩBNCコネクター×12 リダンダント含む)
Optocoreインターフェース  1
MIDIインターフェース  In / Out / Thru
VGAポート  DB-15 ミニメス(解像度1024×768)×1
外部同期  ワードクロック、MADI、AES、Optocore、Video
USB2.0ポート  3
GPI  通常16系統(32系統まで拡張可能)
GPO  通常16系統(32系統まで拡張可能)
ヘッドホン出力  標準フォーンジャック×2、インピーダンス : 8~600Ω
ライト端子  -
音響特性 サンプリングレート  192/96/48kHz
 (192kHz時のプロセッシング能力は半減)
レイテンシー  1ms(代表値:チャンネル入力→LRバス→ステージ出力@96kHz)
内部プロセッシング  最大40bitフローティングポイント演算
AD/DA変換  24bit
周波数特性  20Hz~20kHz(±0.6dB)
THD+N  0.05%以下(定格ゲイン、10dB入力@1kHz)
クロストーク  90dB以上(40Hz~15kHz)
残留ノイズ  90dBu以下(代表値:20Hz~20kHz)
マイク等価入力ノイズ  -126dB以上
最大出力レベル  +22dBu(標準仕様)
最大入力レベル  +22dBu(標準仕様)
入力チャンネル/AUX/グループ/マトリクス アナログゲイン(入力チャンネルのみ)  -20dB~+60dB
デジタルトリム  -40dB~+40dB
ディレイ  最大1.3秒
ローパス/ハイパスフィルター  20Hz~20kHz、24dB/oct
インサート  2系統(EQ/ダイナミクスのプリ/ポスト)
イコライザー  パラメトリック/ダイナミック
 (ハイ&ローバンド シェルビング/ベル 切り替え可能)
ダイナミクス  コンプレッサー、ゲート、ディエッサー、ダッカー
ソロバス※入力チャンネルのみ  ソロバス1/ソロバス2/両方、オートソロ
電源  内部電源×2(AC100V、50/60Hz)
消費電力 ピーク時  560W
起動時  750W
寸法(W×H×D)、質量  1465×458×838、116kg