ヒビノインターサウンド株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:榎本隆二)はShure(シュア)のデジタルワイヤレス・マイクロホンシステム“ULX-D Wireless”の新周波数帯域対応モデルを2014年2月10日より発売いたします。ULX-D Wirelessは2012年から販売を開始しているShureのデジタル・ワイヤレスシステムです。デジタルならではの極めて忠実な音響再現性能と、先進のデジタル技術を融合。B帯の帯域幅で30チャンネルもの同時運用を行えるShure独自のハイデンシティーモードなどの優れた機能が高い支持を集め、固定設備市場を中心に圧倒的なシェアを獲得しています。
そのULX-D Wirelessがこの度、新周波数対応モデルとして登場します。音響性能、優れたデジタル機能はそのままに、2019年3月末の運用周波数帯域の完全移行以後も安心してお使いいただける広範な対応周波数帯域を獲得しています。
■ ワイヤレス帯域の再編(ホワイトスペースについて)
地上デジタル放送への移行や、携帯電話の運用周波数の拡充に伴い、従来ワイヤレス・マイクロホン用として利用可能であった周波数帯の中で、A帯:770~806MHzの帯域が移動することとなりました。
この周波数帯域の再編後、A帯ワイヤレス周波数帯域は470~710MHz、710~714MHz、1.2GHz帯の3つの周波数帯域に移行し、その中の470~710MHzの周波数帯域は地上デジタル放送と共用されます。この帯域の中で、地上デジタル放送のチャンネルやその他の用途で使用されていない帯域(「ホワイトスペース」と呼ばれます)は従来のA帯と同じく運用連絡と調整を行うことで利用可能です。しかし地上デジタル放送のチャンネルの割り当ては場所によって異なり、テレビ局によっては放送形態も異なるため、同じ地域でも場所によってホワイトスペースが異なる可能性があります。そのため、今後は運用場所ごとに利用可能な周波数帯域を個別に把握する必要があります。
■ULX-D Digital Wirelessの新周波数帯域対応
新周波数帯域に対応したULX-D Wirelessの送受信機は帯域ごとに4モデルに分かれています。運用を行う地域の利用可能な周波数帯域に適した送受信機をお選びください。免許申請の必要ないB 帯ラジオマイクの周波数帯域は変更なく、現行のB 帯専用モデルは今後も販売を継続いたします。
■製品ラインナップ
※運用する周波数に応じてモデル名末尾の「-XX」が下図の通りに変化します。
帯域幅 | 特定ラジオマイク使用周波数帯域:470~714MHz | |||
対応周波数 | 470-534MHz | 534-598MHz | 572-636MHz | 632-714MHz |
モデル名末尾(-XX) | -G50 | -H50 | -J51 | -L53 |
▼送信機
製品名 | 概要 | 価格 |
ULXD1-XX | ボディーパック型送信機 | 113,400円( 本体価格108,000円) |
ULXD2/B58-XX | BETA58Aマイクヘッド | 126,000円( 本体価格120,000円) |
ULXD2/B87A-XX | BETA87Aマイクヘッド | 153,300円( 本体価格146,000円) |
ULXD2/B87C-XX | BETA87Cマイクヘッド | 153,300円( 本体価格146,000円) |
ULXD2/SM58-XX | SM58マイクヘッド | 113,400円( 本体価格108,000円) |
▼受信機
製品名 | 概要 | 価格 |
ULXD4-XX | 1chダイバーシティ受信機 | 207,900円( 本体価格198,000円) |
ULXD4D-XX | 2chダイバーシティ受信機(Dante インターフェース搭載) | 504,000円( 本体価格480,000円) |
ULXD4Q-XX | 4chダイバーシティ受信機(Dante インターフェース搭載) | 942,900円( 本体価格898,000円) |
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