2015年11月2日

ヒビノインターサウンド株式会社(本社：東京都港区、代表取締役社長：榎本隆二)は、ドイツCODA AUDIO(コーダ･オーディオ)の2-Wayフルレンジ・スピーカーシステム“HOPS8”を2015年11月13日より発売いたします。

HOPS8は、8インチ/1.75インチの同軸ユニットに低域用8インチユニットを追加した、パッシブの2-Wayフルレンジ・スピーカーです。High Output Point Sourcesの頭文字をとった名称通り、「高出力、点音源」を実現しています。8インチのボックス型で見た目も細くコンパクトですが、クラスを超えた高出力を誇り、コアキシャル構成によって生み出された明瞭度の高いサウンドを優れた指向制御で提供します。高い信頼性と明瞭度が求められる小劇場やホールやライブハウス、クラブ、企業のプレゼンテーションなどに最適です。仮設移動用のHOPS8Tと常設設備用のHOPS8iの2 モデルを用意しています。

HOPS8 は容積に対する出力比率が非常に優れており、幅230×高540×奥行270mmのコンパクトなサイズにもかかわらず許容入力450W(AES、ピーク：1800W)、最大音圧131dBという高出力で、小型のラインアレイ・モジュールにも匹敵するほどの性能を誇ります。搭載された2基の8インチドライバーがオーバーラップして音圧を引き上げる一方、片方のドライバーをコアキシャル構成にして音質を向上しています。先進的な点音源技術によりトランスデューサーの音響中心を揃え、ホットスポットをつくり出すことなくコヒーレントな波面を生成。コンポーネント間でのタイムアライメントは完璧で、高音圧でも優れた指向制御ができる高品位な音質を実現しています。また、直径200mmの8インチドライバーを保護できるぎりぎりの幅でエンクロージャーを作成しているため、見た目も細くなり、従来のスピーカーシステムのようにホーンを搭載していない分、高さの削減が可能となりました。質量も12.0kgと軽量で、運搬や設営を容易に行えます。

HOPS8のドライバーには、CODA AUDIO独自の技術が織り込まれています。低域の8インチドライバーは、高効率かつリニアなレスポンスを実現しており、60Hz～1.5kHzまでの広い周波数をカバーします。短絡（ショート）したコイルを使用したアルミニウム製のデモジュレーション・リングを2つ搭載しており、誘導変動（インダクション・バリエーション）を最小限に抑えることで相互変調歪みを減少する一方、パワーロスを起こしにくいという熱伝導率の高いアルミニウムによる利点も備えています。これにより、ロング・エクスカーションにおける歪みの劇的な減少を実現。深くパンチの利いた低域を提供することにつながり、音質全体を向上させています。低高域用の同軸ドライバーには、高域用に超軽量の1.75インチのリングダイアフラムを搭載しています。非常に高効率で並外れた過渡特性を持っており、1kHz～ 20kHzをカバー。優れた分散制御能力で、100°×100°の広範囲に信頼性の高いサウンドを提供します。

HOPS8は、小～中規模の空間用に使用するスピーカーシステムとして、近距離用に最適化されています。小/ 中劇場やライブハウス、クラブ、企業のプレゼンテーション、展示会、AVルームなどのSRに高出力で信頼性の高い音質を届けます。また、ステージモニターとしての使用やフロントフィル、アンダーバルコニーなど既存の設備に追加する等のシステムアップにも適しています。仮設移動用の「HOPS8T」と固定設備用の「HOPS8i」の2 モデルを用意。HOPS8Tは、天面と側面にCMS(Coda mobile suspension)を装備して金具の取付を容易にし、現場での素早い設置に貢献します。さらに、底面にはポールソケットを装備しているため、ポールマウントにも対応できます。屋外に取り付ける際のウォータプルーフ加工(IP-55)やRAL指定のカラーリングも可能。最低ロット数など、詳細はお問い合わせください。

HOPS8は、デジタル・システムコントローラー「LINUS CON」と一緒に使用します。LINUS CONは、CODA AUDIOのすべてのスピーカーシステムのコントロールを設計するスピーカー・マネージメントシステムで、パフォーマンスとシステム保護の最適化を図ります。

製品の詳細に関しましては、ヒビノインターサウンド株式会社までお問い合わせください。

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