MOD-SDR-ADC32B は、1 枚で8 チャンネルを入力できるマイクプリアンプのカードです。各チャンネルに32 ビットという高分解能のAD コンバーターを2 基搭載。24 ビットが標準のデジタルオーディオの上を行く32 ビットのハイビットレートは、音の再現性を高め、より原音に忠実なサウンドとなります。8 ビットのビットレートの差によるサウンドの変化は如実に感じられるうえ、AD 変換は73 μ s という驚異的なスピードを実現。20Hz ～ 22kH 間の位相にずれが発生しません。原音本来の姿を再現できるため、これまでのようなイコライザーやコンプレッサーのかけすぎなどによる不自然な結果に陥ることがなくなります。本体を組み込むSD-Rack は、96kHz に対応できる高性能( ※）。ハイサンプリングレート、ハイビットレートでのミキシングを実現します。
( ※ )SD-Rack は192kHz にも対応予定。

MOD-SDR-ADC32B は、高品位な音響性能で、明瞭度の高いクリアでダイナミックなサウンドを際立たせます。ノイズ対策も万全で、入力からコンバーターまでの経路は完全に分化し、アナログ段は完全にシールド処理を施しています。さらに、超低ノイズのリニア電源を使用しており、128dB EIN の低ノイズを実現。さらに、12dB もの高調波を改善しながらも全高調波歪(THD+N) は20Hz ～ 22kHz 間で0.002％以下という高性能を有し、周波数レスポンスは20Hz ～ 44.5kHz ± 0.1dB というクラス最高レベル。123dBA という広大なダイナミックレンジは、音圧の高い楽器にも対応できる余裕があります。どの帯域においても微細な音から体が震えるほどの大きな音まで対応でき、原音に忠実で歪みのないクリアな状態のまま、コンソールへ送られます。コンソールは、ワールドスタンダードで音質に定評のあるDiGiCo のデジタルミキシングコンソールSD-Series。感動を呼び起こすサウンドへ昇華されます。

MOD-SDR-ADC32B は、ツアリングなどの移動にも耐久性のあるメタルを使用したXLR コネクターを採用。シグナルと+48V ファンタム電源のLED インジケーターを搭載しており、アーティファクトのない高精度クリッピングで音の状況を知らせます。また、音声経路にはニチコンのオーディオ用“MUSE Series”コンデンサを採用しています。

MOD-SDR-ADC32B は、デジタルミキシングコンソールSD-Series の入出力ラックSD-Rack Series（SD-Rack、SD-MINI Rack、SD-NANO Rack）のスロットに挿入して使用します。

SD-Rack

SD-MINI Rack

SD-NANO Rack