2024年6月25日

過酷な環境でもマイク本来のサウンドを維持する
高品位ファー・ウインドスクリーン
DPA Microphones "AIR1"発売

ヒビノインターサウンド株式会社(本社：東京都港区、代表取締役社長：池垣 浩) は、デンマークDPA Microphones（ディーピーエーマイクロホンズ）のファー・ウインドスクリーン“AIR1”を2024年6月27日より発売いたします。AIR1は、過酷な環境下でも音質に妥協せず収音するという考えのもと開発された高品位ファー・ウインドスクリーンです。特許出願中の独自設計により、誰が装着しても適切な位置に設置できる構造と、ファーによって失われる帯域を補填する革新的な機構により、いつどのようなシーンでも安定した収音を実現します。DPA Microphones製品だけでなく、マイク径2.5～5.8mmのミニチュア・マイクロホンに対応します。

 

■目を閉じていても正確に装着できる構造
AIR1は、裏面のハンドルを使ってマイク挿入口を簡単に開くことができます。また内部の「マイクストップ」によりマイクの差し込みすぎを防ぐため、誰が装着しても、AIR1内部の最適な位置にマイクを設置することができます。マイクは確実にホールドされるため、使用中にずれることもありません。
 

■強風下でも妥協せず明瞭度の高いサウンドを獲得する2層構造
一層目は、新開発の「アコースティック・ファー」です。ノイズの発生を防ぎながらサウンドの明瞭度を保つため、ファーは長さや材質、密度、裏地に至る細部まで計算し、調整されています。

二層目は、マイク周囲に確保されている空洞です。AIR1内部にあるアーチ状の構造により、マイク本体とファーの距離が保たれているため、常に一定の空間が確保されています。マイクストップがマイク本体の差し込みすぎを防ぐため、マイクカプセルは音響的に最適な位置に安定して固定することができます。

また、マイクカプセル背面に配置されている「バウンダリー・サーフェス」と呼ばれる平らな面は、ダイアフラム周辺に圧力場を生成します。この構造によりサウンドがファーを通過する際にどうしても減衰してしまう帯域のみを増幅することができるため、AIR1を使用することによるサウンドの減衰を最小限に抑えます。

△左：6066+AIR1　右：6060+AIR1

■屋外など過酷な環境にも対応する高い耐久性
AIR1内部パーツには自動車のヘッドライトなどで使用される堅牢性に優れた硬化プラスチックが使用されており、悪天候や繰り返しの使用にも十分に耐えることができます。また、マイク固定部には経年劣化が少ないステンレススチール製スプリングを採用しています。さらに、アコースティック・ファーには、退色しにくくメンテナンス性と形状記憶性に優れたたこだわりの繊維を採用しています。ファーの長さは一般的な製品と比較すると約30％も短いため、全体的に従来より小型化を実現しています。

△AIR１の硬化プラスチック機構

■豊富なバリエーションと汎用性
AIR1はDPA Microphones製品だけでなく、他メーカーの主要なミニチュア・マイクにも対応します。2種類のサイズ展開（スモールとラージ）と、6種類のカラー展開（ブラック、ブラウン、ベージュ、ホワイト、オフホワイト、グレー）を用意。製品パッケージは、同サイズ・同色の2個入りです。
※直径2.5-5.8ｍｍのラウンド型無指向性マイクに対応します。
　スモール：φ2.5-4.3ｍｍ
　ラージ：φ4.3-5.8mm

詳細に関しましては、ヒビノインターサウンド株式会社までお問い合わせください。


■製品ラインナップ