ワイヤレスシステム
AXT Wireless Management Network
RF干渉、混信を最大限まで防止する最先端の機能を詰め込み、
電波状況の厳しい環境でも絶対的に安定したワイヤレス運用を実現します。
Shureワイヤレスシステム最高峰の音響性能と音質を持つフラッグシップモデル。
- ①周波数ダイバーシティ
・周波数ダイバーシティは1つの音声信号を2つの独立した周波数で伝送する新開発のワイヤレス伝送方式です。機能をONにすると受信機は常に信号のクオリティーを分析し、両方の周波数から最適な音声を1つのチャンネルとして使用。一方の周波数にRF干渉が発生し、音声が断絶する状況が生まれても、信号のドロップアウトやノイズを発生することなく、シームレスにもう一方の周波数に運用を切り替えます。
- ②干渉の検出と回避
・ AXT400は極めて精度の高い干渉検出回路を搭載したデュアルチャンネル受信機です。信号品質が低下していくと干渉回避機能が働き、瞬時にアラートを表示。スペクトラムマネージャーAXT600を使用して周波数管理を行っている場合は、クリーンで互換性のある周波数への切り替えを自動もしくは手動で行えます。さらにバックアップ周波数の選定、分析も同時に実行。干渉が検出された場合は瞬時に優先順位の最も高いバックアップ周波数に切り替えます。
- ③スペクトラムマネージメント
・ スペクトラムマネージャーAXT600は全周波数帯域のスキャニングとキャリブレーションを行い、最適な運用周波数を選定する周波数管理プロセッサーです。スキャニングと同時にバックアップ周波数のモニタリング、評価、分析、優先順位を決定し、今後のシステム運用のためのデータ保存も行います。さらに専用ソフトウェア「Wireless Workbench 6」と一緒に運用すればRFスキャニング結果を大画面で視認性高く表示可能。会場の周波数モニタリングに有効なインターフェースとして機能します。
- ④送信機のリモートコントロール
・ ShowLinkアクセスポイントAXT610はワイヤレスネットワーク経由で送信機のパラメーターをリモートコントロールする無線インターフェースです。ステージ上のアーティストの送信機も、バックステージの演奏者の送信機もエンジニアはコントロールブースから離れることなく周波数変更、ゲイン調整、RFミュート、RF出力パワー調整など様々な設定を自由に調整できます。
- ⑤専用ソフトウェア「Wireless Workbench 6」
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・ 「Wireless Workbench 6」はAXTシステムを統合して管理するソフトウェアです。ネットワークを介して様々な情報の表示や管理を行え、本番前のシステム設定から、本番中の運用管理を実行できます。インターフェースには初めての方でも操作しやすいチャンネルストリップ形式を採用。スペクトラムスキャニングやバッテリー残量、送信機の設定などを極めて視認性の高いディスプレイで表示します。
- ⑥革新的な充電システム
・ AXTの送信機は全て専用のバッテリーで駆動し、最大9時間※の長時間駆動が可能です。さらに電池残量は誤差15分で表示。バッテリー残量を正確に把握できるため、突然の電池切れの心配がありません。さらに残量表示は送信機だけではなく、受信機、「Wireless Workbench 6」からも確認可能。バッテリーには充放電回数や初期からのバッテリー容量を表すトラックバッテリーヘルスなど様々な情報を蓄積しているため、長時間の収録も安心して運用できます。
- ※ハンドへルド型送信機、シングルモード時
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AXTのデジタル・プロセッシングが実現するワイヤレス最高峰の音響性能 - AXTは極めて高性能なDSP(Digital Signal Processor)を搭載し、これまでのShureワイヤレス製品の中で、最もクリアでノイズの少ないワイヤレス伝送を実現しています。S/N比113dB以上の優れた音響性能を実現し、複数のマイクロホンを同時に運用する多チャンネル・ワイヤレス・システムに最適。音声出力はトランス・バランス方式のアナログ出力とAES3形式のデジタル出力を装備することで多彩なデジタル/アナログ音響機器に柔軟に対応します。さらに高性能DSPが送受信機間の伝送を全ダイナミックレンジで高精度に行うことで、リニアで過渡特性に優れたワイヤレス伝送を実現します。
●電波形式:F3E
●到達距離:空中線出力:10mW:約100m
※見通しのよい屋外で使用した場合。使用環境よって異なる。
●レイテンシー:1ms以下
●トーン信号周波数:28kHz
●周波数特性:40Hz~15kHz、-3/+1dB
※システム全体の帯域幅はマイクヘッドにより変動