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UHF-RMW Wireless
UHF-Rの性能はそのままに、先進の回路設計技術でB型最大10chの同時運用を実現。
送信機と受信機の双方に先進の回路設計技術を用いることで、厳しい日本の電波環境下においても、B帯のみでも最大10chを、同時に、しかも安定して運用することができます。
※同時に使用できるチャンネル数は設置環境・条件等によって異なります。
UHF-RMWは、送信機に電波の侵入を防ぐ「マイクロウェーブ・アイソレーター」技術を採用。相互変調歪みの影響を劇的に低減し、多チャンネル運用時にも極めて安定した動作を実現します。
相互変調歪み(IMD)とは…
同一エリア内に複数の送信機が存在すると、他の送信機が発した電波が逆流して送信機のRF(送信)回路に侵入し、送信チャンネルに近隣した周波数上に別の電波が出現します。これが相互変調歪み(IMD)です。その不要な電波によって本来使えるはずの周波数が占有されてしまうため、結果としてシステムが不安定になり、選択可能なチャンネル数も減ってしまいます。
● 狭帯域の高性能フィルターを搭載
UHF-RMWの受信機に、必要な帯域以外の電波を厳密にカットする狭帯域の高性能フィルターを搭載。限られた周波数帯域の中でより多くのチャンネル数を確保するため、周波数の間隔を狭めて割り当てられた受信周波数以外の電波を確実にフィルタリングします。
● 音声レベル圧縮技術「ARC」
ARC(Audio Reference Companding)は音質を劣化させずに音声信号の送受信を行うことができる、特許取得の音声レベル圧縮技術です。ワイヤレスシステムは、送信機から受信機へ音声信号を送信する際、より広いダイナミックレンジを確保するために音声信号を圧縮する必要があります。しかし一般的なシステムは、ダイナミックレンジ全域を一定の比率で圧縮するために、音質の劣化を避けることができません。一方ARC搭載のワイヤレスシステムは、音声レベルに応じて圧縮比率を変えるため、圧縮による影響を受けやすい、レベルの小さい信号は圧縮せずに送信を行います。不要な圧縮を行わないことで送受信による音質の劣化を防ぎ、原音に忠実な明瞭感のあるサウンドを実現しました。以下のインパルスレスポンス表は、ARCを採用しているワイヤレスシステムが、ワイヤード・マイクロホンに近い明瞭な音質を獲得していることをはっきりと示しています。
● 専用ソフトウェア「Wireless Workbench」
UHF-R Wirelessの受信機用に、Windows OS、Mac OSに対応した専用ソフトウェア「Wireless Workbench」を無償で提供しています。「Wireless Workbench」を使えば、電波状況の監視や受信機の遠隔操作が可能。使用中の電波と外来電波の判別やドロップ・ポイントの特定ができるため、常に安定した運用を実現します。複数の受信機をネットワークで接続した大規模なシステムでも、一台のPCから各種パラメーターのモニタリングや設定の変更が一括で行え、シンプルかつ効率的に運用できます。
※送信機に関しては、各種パラメーターのモニタリングは可能ですが設定の変更はできません。