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Getting Start

 バージョン: 1.1.0  

はじめに 
transform.engine を起動して使ってみましょう。 

 補足
このページは、できるだけ早くお使いいただけるように作っています。意図的に省略している部分があるため、transform.engine に関するすべての情報については、左側のサイドバーにある取扱説明書の各項目を詳しく読んでください。 

 

▼ステップ1:開梱する 

以下の3点をご確認ください。

  • transform.engine本体
  • 電源ケーブル
  • 保証書

transform.engine を箱から慎重に取り出します。 

 

▼ステップ2:機器を接続する 

まず、ネットワーク接続をDanteネットワーク・ポートに接続します。 

次に、電源ケーブルをtransform.engineに接続し、電源スイッチをオンにします。 エンジンが始動するのを待ちます:これには数分かかる場合があります。 

 

▼ステップ3:transform.engine のIPアドレスを設定する 

この入門ガイドでは、transform.engine×1、Dante対応オーディオミキシングコンソール×1、transform.clientを実行するパーソナルコンピュータ×1という、かなりシンプルなセットアップを前提としています。 

transform.engine との前面にある画面を使用して、エンコーダーを 1 回押してメニューに入り、[IP Config] を選択します。 

そこからIPアドレス構成を設定できます。 

 補足
 以下ではIPアドレスの一例を使用しますが、必要に応じてIPアドレスを設定してください。 

transform.engine の IP アドレスの例:
Primary 

  • Mode: Static 
  • IPアドレス: 192.168.1.100 
  • Subnet:  /24 (255.255.255.0と同値) 
  • Gateway: なし 

Secondary (任意) 

  • Mode: Static 
  • IPアドレス: 192.168.2.100 
  • Subnet: /24 (255.255.255.0と同値) 
  • Gateway: なし 

Control  

  • Mode: Static  
  • IPアドレス: 192.168.3.100  
  • Subnet: /24 (255.255.255.0と同値)  


Dante対応オーディオミキシングコンソールのIPアドレスの例 

💡TIP
DiGiCoのコンソールを使用する場合、コンソールのイーサネット・ポートではなくDMI-DanteのIPアドレスを使ってください!  
 

Primary  

  • Mode: Static 
  • IP: 192.168.1.50 
  • Subnet: /24 (255.255.255.0と同値) 
  • Gateway: なし 


Secondary (任意)  

  • Mode: Static 
  • IP: 192.168.2.50 
  • Subnet: /24 (255.255.255.0と同値) 
  • Gateway: なし 


有線接続したパソコンのIPアドレスの一例  

  • Mode: Static 
  • IP: 192.168.1.200 (これはDanteパッチ用であり、transform.clientに接続すると変わります) 
  • Subnet: /24 (255.255.255.0と同値) 
 補足
オーディオ・エンジンを起動させる(プラグインをインストールし開けるようになる)には、 'Primary' ネットワーク・ポートが他のデバイスに接続され、背面パネルで緑のランプが点灯する必要があります。 


▼Step 4: Danteパッチとクロック 

パッチ 

この時点で、 transform.engineとオーディオ・コンソール間のDanteサブスクリプションのパッチをする必要があります。 

transform.engineのPrimaryポート、 Danteを有効化したオーディオー・コンソールのPrimaryポート、 パソコンを全てネットワーク・スイッチに接続します。 

もしDante Controllerのインストールがまだでしたら、 こちら (外部リンクへ移動します)からダウンロードしてパソコンにインストールしてください。 

Dante Controllerを立ち上げます。 transform.engineとオーディオ・コンソールが現れます。 

64の出力チャンネルを全て一つのデバイスからもう一方のデバイスの入力チャンネルにパッチし、逆も同様に行います。 

これでデバイスが1対1でパッチされました! 

 

クロック 

Danteはとてもよくできていますが、クロックを正しく設定することが明瞭なオーディオには必要不可欠です。 

Danteは自動でクロック・リーダーを選出しますが、例えばDiGiCoのコンソールを使っている場合、 sync primaryがDMI-Danteカード以外に設定されている際は、DMI-Danteカードにコンソールからクロックを受け取らせる必要があります。 そのためには、Dante Controllerのclock statusで、DMI-Danteカードの'Preferred Leader' ボックスと 'Enable Sync to External'にチェックしてください。 

これはDanteネットワークがコンソールのクロックに同期するということを意味します。これを行わないと、コンソールとDanteネットワーク別々のクロックで稼働することになり、問題を引き起こす可能性があります! 

パッチとクロック設定を終えたら、transform.engine、オーディオ・コンソールとパソコンをネットワーク・スイッチから抜きます。transform.engineのPrimaryをオーディオ・コンソールのPrimaryに直接繋ぎます(Secondaryも使用している場合は同様の作業を行ってください)。 

オーディオの準備ができました。それではtransform.clientの準備に移りましょう! 

 

▼ステップ5: transform.clientソフトウェアを設定する 

transform.clientを こちら からダウンロードし、デバイスにインストールしましょう。 

 補足

 transform.clientにはソフトウェア内にtransform.engine ファームウェアが含まれていため、追加のファームウェアは必要ありません。transform.client ソフトウェアがどこにあっても、関連するファームウェアもそこにあります!

オーディオ接続がパッチされ繋がったところで、transform.engineのControlポートからパソコンにイーサネット・ケーブルを接続しましょう。ここでパソコンのIP設定を編集する必要があります。 

 

元のパソコンのIP設定: 

  • Mode: Static 
  • IP: 192.168.1.200(Danteパッチ用) 
  • Subnet: /24 (255.255.255.0と同値) 


新しいパソコンのIP設定: 

  • Mode: Static 
  • IP: 192.168.3.200 
  • Subnet: /24 (255.255.255.0と同値) 

これでパソコンとtransform.engineのControlポートが同じサブネット上に置かれて通信できるようになりました! 

transform.clientを立ち上げると、下のような画面が現れます。

“Connect to new device”を選択して、IPアドレスを入力(この場合は192.168.3.100)、Enterを押します。

transform.engineが見つかりましたので、デバイスをクリックすればライブ・プラグインの新世界に足を踏み入れることができます。 

エリオットによるtransform.clientの簡易説明は下の動画から:


▼ステップ6: transform.engineをアップデートしよう! 

お使いのtransform.engineが正しいバージョンになっていれば、スキップしてステップ7にそのまま進みます。 

しかしながら、もしお使いのtransform.engineがtransform.clientとは異なったバージョンになっていたら、ここを避けては通れません! 

 補足

 transform.clientにはソフトウェア内にtransform.engine ファームウェアが含まれていため、追加のファームウェアは必要ありません。transform.client ソフトウェアがどこにあっても、関連するファームウェアもそこにあります!

transform.engineとtransform.clientのバージョンが一致しない場合、transform.clientでtransform.engineを選択すると、直接Softwareタブに飛びます。

すると‘Upgrade to ??.??.?? (required)’というメッセージが表示され、他の操作ができなくなります。Upgradeを選択して実行します。完了したら、restartを促され、まもなくtransform.engineは問題なく使えるようになります。これにより最大のパフォーマンスと互換性を確実にします! 

アップグレード中に問題が生じたら、こちらにメールしてください。
▼ヒビノマーケティング Div. お問い合わせフォーム 
https://www.hibino.co.jp/support/input-audio.html

 

▼ステップ7: プラグインのインストール 
プラグインをインストールします。 
下の動画でエリオットがプラグイン・インストレーションについてご説明します。 

transform.engineでプラグインをインストールしオーソライズするには、Plugin Host(Windows 10環境)にインストールする必要があります。 

下記ではSSLのプラグインを例に使っていますが、Fourier Audioのサイトには様々なメーカーによるプラグインのインストール方法とオーソライズ方法の説明が載っています( こちら :FourierAudioのHPへ移動します)。 

Pugin Hostにアクセスする 

  1. Fourier Audio Transform clientソフトウェアを開く。
  2. プラグインをインストールしたいtransform.engine を選択する。 
  3. 開いたら, ‘Library’タブをクリックし, ‘Add/Remove Plugins’を選択する。 
  4. 警告メッセージ‘This will stop the audio engine, are you sure you want to continue?’が表示されます。進んでよければ、‘Continue to Add/Remove Plugins’を選択します。 
  5. インストールしたプラグインがリストに表示され、さらに追加するには, ‘Open plugin host’を選択してください。これによりWindows 10のバーチャル環境に飛びます。 

Plugin Hostに来たら、いつも通りWindows 10システムで行うようにプラグインをインストールしてください。下記はSSLプラグインの例です: 

  1. ‘Accessing Windows Environment’にアクセスできたら、プラグインをインストールできるポジションにいます。 
  2. お使いのデバイス上で、使いたいWindows OS用のプラグインをダウンロードします。’.exe’というフォーマットになっているはずです。 
  3. インストーラー・ファイルをUSBメモリにコピーします。 
  4. transform.engine上のいずれかのUSBポートに挿します。 
  5. サーチ・バーで、‘This PC’をタイプしすると、‘This PC’アプリが見つかるのでEnterを押します。 
  6. 画面上でUSBメモリを特定し、SSLインストーラー・ファイルを探し出します。 
  7. 使いたいプラグインのアプリケーション(.exeファイル)を実行します。 
  8. インストールの過程で、どのコンポーネントをインストールするか聞かれたらAAXとVSTは除きます。 
  9. インストール先を変更する必要はありません。 
  10. メニューを進み, 完了したら, ‘Finish’をクリックします。 
  11. 他にインストールしたいプラグインがあればこの手順を繰り返します。 

 

▼ステップ8:ショーファイルとシステム 

下の動画ではエリオットがショーファイル管理とシステム・ステータスについて説明します。 

Systemタブを選択すると、右側に5つのタブが表示されます。 

  • Showfiles: transform.engine は、行ったすべての変更をすぐに自動的に保存しますが、ショーファイルを別の場所に移動したり、コピーしたりする場合は、ここで行うことができます。 
  • System Status : システムのさまざまなコンポーネントの概要。ここで重要なのは「オーディオIO」で、これはオーディオエンジンが「実行中」かどうかを示し、視覚的なフィードバックのために回転する歯車です。 
  • Performance : DSPの負荷をより詳細に調べました。 
  • Software:バージョン番号とログファイル
  • System Reset:細心の注意を払って続行し、すべてのショーファイルを削除し、プラグインホストを工場出荷時のデフォルトに戻します(インストールされているすべてのプラグインとプラグインホスト環境に保存されているすべてのライセンスファイルを削除します)。機材は真新しいものになりますが、実行は自己責任となりますのでご注意ください。 

詳細については、「System Status」セクションを参照してください。