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Paris Jazz Quintet、ALLEN & HEATHと共に北京・紫禁城コンサートホールで観客を魅了

2024年4月下旬、フランスの現代ジャズシーンで高い評価を受けるParis Jazz Quintetが、北京の紫禁城コンサートホールで圧巻の演奏を披露しました。ミュゼットやクラシック・シャンソン、伝統的な民謡を取り入れたオリジナルの楽曲に、フランス文化の独自の魅力を加え、観客を魅了しました。さらに、この夜の特別なハイライトとして、中国のミュージシャンJinlong Fang氏とピアニストのDavid Qu氏とのコラボレーションが行われ、中国の名曲をジャズアレンジで披露。音楽を通じ、異なる文化が見事に交差し、観客に深い感動を与えました。

中国のAVソリューション・プロバイダーであるEZProは、北京の紫禁城コンサートホールで行われたコンサートのサウンドシステムを担当。音質の向上と操作性、信頼性を重視した結果、ミキシング・コンソールには、ALLEN & HEATH製品を採用しました。

FOH(Front of House)とモニターを同時に処理するため、64チャンネル/42バスのAvantis Soloが導入されています。このAvantis Soloは、ALLEN & HEATHのXCVI FPGAコアを搭載し、15.6インチのフルHDタッチスクリーン、6レイヤーに12フェーダーずつ配置された72のフェーダーストリップ、そして18個のカスタマイズ可能なソフトキーを備え、柔軟な操作性を提供します。また48のマイク/ライン入力と16のライン出力を持つGX4816を組み合わせ、入出力を拡張しました。

このコンサートは、会場の再開25周年を祝う特別プログラムの一環として行われ、ステージでは20種類以上の楽器が使用されました。ピアノ、ギター、ベース、アコーディオン、ドラムといった西洋楽器に加え、中国の伝統楽器である琵琶(ピパ)、阮(ルアン)、二胡(にこ)、フルートも取り入れ、多彩な音楽が披露されました。

サウンド・エンジニアは、これらの楽器の信号をAvantis Soloのフェーダー・レイヤーAとBに分けて割り当て、迅速にアクセスできるようにしました。AUXバスやインカムチャンネルはレイヤーCに設定され、複雑な楽器信号はレイヤーDのDCAに集約。これにより、効率的なミキシングが実現しました。

またステージモニタリングでは、6つのAUXバスで制御された6系統の独立したモニターが使用され、それぞれがピアノ、ベース、ドラム、エレキギター、アコーディオン、そしてJinlong Fang氏などの演奏者に割り当てられていました。

担当のサウンド・エンジニアは、この体験を振り返り、ALLEN & HEATHのシステムを次のように賞賛しました「Avantis Soloはコンパクトながら、卓越した音質と使いやすいデザインが非常に印象的です。インターフェースは直感的で、設定を素早く見つけて調整することができました。特に、Dyn8マルチバンド・プロセッサーを簡単に統合できた事には感心しました。全体のプロセスがとても便利でした。」

 
Avantis Solo
GX4816 ラックマウント型I/O拡張ユニット